こんにちは!ウレタンスポンジを加工すること60余年・スポンジ専門店ソフトプレンです。
様々な素材・形状で特注品をお作りしている当店ですが、先日、お客様より嬉しいお声と素敵なお写真を頂戴しましたので、ご紹介させていただきます!
九州国立博物館について

今回ご相談をいただいたお客様は、2025年10月に開館20周年を迎えた、九州国立博物館様です。
「日本文化の成立」をアジアとの交流という観点でとらえた展示が見所で、縄文土器や埴輪、磁器、刀剣など、貴重なコレクションを数多く収蔵しています。
特別展やワークショップもユニークな内容が多く、その時代に生きた人々の暮らしが想像できるほど没入感がある展示は毎回人気だそうです!
【ご依頼内容】ワークショップ用の複製品
ご依頼いただいた内容は、約2,000年前の弥生時代の埋葬に使用されていた甕棺(かめかん)のワークショップ用の複製品です。
弥生時代の王様の埋葬を取り上げた内容で、埋葬する際の流れや、実際に甕棺の中に入る体験ができます。
お子様から大人の方まで、様々な方が参加できる体験型のワークショップです。
2023年に開催されたワークショップ「王
さまが 死んだ! 甕棺
に 入れよう」のページをご紹介します。
甕棺についての詳しい解説はこちらをご覧ください。

※ページ中には当店の特注加工品は登場しません。
軽量な材料と分割構造
ふだん国内で行うワークショップでは、重さ約10kgの複製品を使用されているそうです。
海外公演の開催にあたり、従来の複製品では輸送が難しいため、新たにウレタンスポンジ製のものを作成したいとのご相談をいただきました。
搬出・輸送を加味すると、軽い材質で分割して持ち運べる構造であることが肝要になります。
材料選定や設計など、打ち合わせを重ねて製作したスポンジがこちらです。

複数のパーツにカット加工したウレタンスポンジを納品いたしました。
上図のように、組み立てたウレタンスポンジを甕棺の色に近い布でカバーしてお使いいただいているとのこと。
ワークショップの海外公演の様子
ワークショップでは、この甕棺の複製品を2つご使用いただきました。
大きさは本物の甕棺と同じくらいでしょうか。
実際に運搬している様子を見ると、大きさが分かりやすいですね。





無事に公演を終えられたとのことで、当店もとても嬉しく思います!
材料選定のポイント
材料を選ぶうえで、甕棺の中に入ることができるよう、荷重をかけてもヘタリにくいという点が重要なポイントの一つになりました。
また、円柱状に組み立てても形状が保てるような強度も必要になります。
今回ご採用いただいたのは硬めのウレタンスポンジです。
密度が高い半硬質のスポンジで、精密機器やアクセサリーの緩衝材・梱包材としておすすめしています。

スポンジ特注製作はソフトプレンにお任せください!
スポンジ専門店ソフトプレンでは、企業様向けにやわらかい材料を加工してきたノウハウを生かし、
一般のお客様から財団様まで、幅広いお客様からの特注製作を承っています。
多種多様なニーズに合わせ、
などの納品実績がございます。
〇〇に向いている材料がわからない…
こんな形状にしたいけど加工できますか?
そんな疑問は、ぜひ一度ソフトプレンにお問い合わせください!
ご希望の用途に合わせた材料・加工をご提案させていただきます。







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